闇の赤

 

晴れ、のち雨。9度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・パプリカ・カニカマ・コーンのサラダ、カボチャのいとこ煮、大根の皮のきんぴら、味噌汁(大根・人参・ワカメ・白菜・豆腐)、トースト、りんご。食後にコーヒー。

会葬者に香典返しの品が届いて、電話をあちこちからいただく。

父のいなくなった空間に身を置いている姉は、その空白にまだ慣れていない。電話のたび、そのことを話して鼻を啜っている。いい歳してみっともないと思うのだが、なんの感慨もないこちらがどうかしているのか。いつか、どこかで、昔の父に出くわすこともあろうか。

昼餉は、あずき餡とずんだ餡で作ったどら焼き、コーヒー。

妻に、ヘリンボーン織の赤いスヌードをプレゼント。同じ物を欲しかったのだが、彼女が巻いているのを見ると、首筋が明るくなって気分もつられる。

夕餉は、キャベツ・人参・大根・ジャガイモ・玉ねぎ・シメジ・ソーセージのポトフ、合い挽き肉のハンバーグ、ご飯。食後にコーヒー、ケーキ。

雨が上がって妻と闇を歩く。妻の赤い首筋。

 

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