見たことない

 

雨のち陽射し。5度。

昨夜、車窓から見た関ヶ原や近江長岡あたりは10センチは積もっていたかと思う。闇に浮かぶ雪を見て、除雪、冬タイヤへの交換、家のメンテナンス。夜に目を凝らしながら、僕らは知らず知らず身構えていた。

8時に起きる。電気毛布で助けられる。

朝餉は、目玉焼き、コンソメスープ、トースト、コーヒー。

送ったキャリカートが届く。JAFを呼んでバッテリーが上がっていた妻のクルマを生き返らせてもらう。

昼餉は、コンビニで当たったハラミのお握り、ホットケーキ。

冬の札幌と米原は似ている。降ったり止んだり。垂れ込めた雲。日本海からの風に空がころころ変わる。晴れ渡ると、寒さがつのる。

人の骨柄も似ているような。

Appleが発表したヘッドフォン『AirPods Max』は発売前から物議を醸し出している。6万円を超えるので、厳しい声が多かった。試用する前から、重くてダメだとか、ダイヤルの位置が悪いとか語る人がいる。

一方で、触れた人たちの声はそれほど悪くない。Appleの製品に共通する傾向をAirPods Maxも引き継いでいるように見える。スパンの長い開発から得られた知見によって、僕らは幾度となく想像を覆されてきた。直近のM1チップはその最たる例になる。

M1チップは業界の地勢図を塗り替えると語るのは、Intel中心の地殻に変動など起きるわけがないと言っていた専門家に多い。

外側の声に興味はないが、Appleの内部で描かれつつある未来図に、僕らはもう少し聞き耳を立てた方が良さそうだととみに思うようになった。

それはどこにもない絵図であることは間違いない。

夕餉は、妻と作ったギョーザ、味噌汁、ご飯。

 

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