曇り、のち雨。27度。
６時に起きる。
妻と散歩。清岸寺に寄ってから帰る。
朝餉は、バナナミルクセーキ。
今年の梅雨は絶え間なく降った。夜には涼風が吹いて蒸し暑さを感じることはなかった。この地域では今のところ災害は起きていない。他の土地で被害に遭われた方々のことを思うと胸が締め付けられる。
コロナ研究者の声が届かない。ウイルスの弱毒化が進んでいるとか、国民的体質がウイルスに対抗しうる特性を持っているとか、まことしやかな風評は流れてくる。実際のところはどうなのだろう。メディアが足を使っているように見えないことも気になる。然るべき人を探し出すのも大変なのだろうけれど。
昼餉は、ステーキ屋でハラミステーキ、サラダバー、野菜ジュース、カフェラテ。
ホームセンターで冷感マスクや緊急用の簡易便器を求める。避難先や家での待機など、さまざまな状況を想定して物資を確保しはじめている。呑気な僕らでも話し合うことが多くなった。
手廻し充電できるラジオで良いのが見当たらない。どれも信頼しようという気にさせてくれないのはどうしてだろう。中国製はてんこ盛りの機能がかえって不安を助長する。評価はお約束のようにステルスマーケティングっぽい。国産は評価が真っ二つで、誰かが足を引っ張っているようにも見えるが、実際のところは闇の中だ。
僕らはいつの間にか、見たこともない商品を買おうとして、当てにならない評価の裏を読まなければいけなくなった。実店舗に行けば行ったで、ベタベタと貼られた惹句や一覧表を読み込まなけばいけない。在庫によって微妙に値付けが違う商品を睨んでも時間が過ぎていくばかりだ。
この徒労感にぴったりの言葉が見つからない。
夕餉は、妻の作った餡掛けかた焼きそば、モヒート、麦茶。
ステルスマーケティングなんて言えば聞こえはいいが、要はサクラである。バレバレなのに敢えてやる度胸も大したものだけれど、それを今風の言葉に変えてもっともらしく解説するのはもっと大した度胸だと感心する。
