良かれと思うなかれ

 

曇り、ときどき日差し。26度。

7時に起きる。

朝餉は、納豆、さつま揚げ・ハム・目玉焼き、味噌汁(人参・玉葱・小松菜・油揚げ)、玄米ご飯、ルイボスティ。

NHKの囲碁トーナメントが復活している。大きな部屋を使い、対局者の前にアクリル板を立てている。この不思議な光景が、いつまで続くだろう。対局は、瀬戸大樹八段が林漢傑八段に中押し勝ち。将棋の方は、若き日の羽生さんの快進撃を記録したアーカイブを放送している。

耳垢は、下手にほじくると、逆にたくさん出てくる。繊毛運動が垢を掻き出すので、余計なことはしないのがいちばんだという。耳掻きでほじくるほどに、垢はひどくなっていく。だから、痒くなっても我慢する。それが、いちばんいいのだ。

耳垢のことは、ほかの物事にも言える。だいたいのことは、我慢して放っておくと本来の力を発揮する。中途半端に手を出すから、修復できなくなってしまう。

良かれと思ったことは、往々にして逆の結果を招く。我慢して、行く末を見届けるくらいがちょうどいいのだが、僕らは我慢できないことのほうがはるかに多い。

昼餉は、ミートソース・スパゲッティ、コーヒー。

そもそも、僕らが考えている物事の結果は、まだ過程ということがほとんどだ。でも、コロナ禍のように相手が待ってくれないことも多い。

結果でもないことを結果として捉えて、それをなんとかするために時間と金を使う。研究もするし、その過程で驚くような発見をすることもある。副産物は、そうやって生まれていく。

僕らの暮らしは、そうやって回っていく。

真実が白日のもとに姿をあらわさないのは、僕らが邪魔をしているせいかもしれない。

夕餉は、キュウリとワカメ・梅肉の酢の物、豆腐と鶏ひき肉のハンバーグ、味噌汁(人参・玉葱・小松菜・エノキ・豆腐)、玄米ご飯。

 

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