安くて、速い

 

晴れ。20度。

7時に起きる。

朝餉は、切り干し大根、レタス・リーフレタス・大根・梅漬け・カニカマのサラダ、ハムと目玉焼き、味噌汁(人参・玉葱・さつま芋・小松菜・豆腐)、トースト、アールグレイ。食後にコーヒー、豆乳ヨーグルトをかけたバナナ。

16ビット/44.1kHzのCDのデータを、たとえば24ビット/192kHzにアップサンプリングして再生する。

その音量を絞っていっても、低音や高音の一部が痩せたり消えるということがない。音がただ小さくなっていくだけで、音像はそのままのバランスで保たれている。

音楽が解き放たれるという現象の、具体的で物理的な提示を受けている気分になる。解像が高まるにつれて、音圧が希薄になると感じるのは、解き放たれる現象のもう一方の提示かと思う。前後にも左右にも音場が膨らむだけ、音圧が下がって聞こえるのは不思議な感覚だ。

音量を絞って聴く快感のようなものが、解像の高い音楽にはある。クリアなので、視界が深い。誤解を恐れずに書けば、音圧は、視界の浅さにつながっているのかもしれない。

深度を愉しむのは、これからの再生芸術の眼目かもしれない。

昼餉は、妻が焼いた玄米粉のホットケーキ、コーヒー。

ネットのビデオ会議のアプリを介してクワイアの稽古をやっていた妻によれば、途切れすぎるのでミーティングは中止になったという。テレワークで回線が混んでいるのかもしれないと。

総務大臣はまだ余裕があると会見で言っていたが。

11キロをジョグ。

 Appleが新しいiPhoneを発表した。だいぶ安くしたが、そのぶんデザインは古臭い。周回遅れの仕様なのだが、たとえばCPUは新しい。そっちの方が安上がりということは、よくあることだ。

もちろん5Gにも対応していない。

ジョナサン・アイブが以前に語っていた。

我々は納得するまで商品をリリースしない、と。

それが縛りとなっているわけでもなかろうに。

夕餉は、切り干し大根、合わせ挽肉・大根・人参の生姜とろ煮、厚揚げ・レタスの炒め煮、味噌汁(人参・玉葱・カボチャ・リーフレタス・豆腐)、玄米ご飯。食後にココア。