幸運の葉っぱ

 

おおむね晴れ。17度。

5時半に起きる。

朝餉は、サニーレタスを添えたスクランブルエッグ、トースト。

米原行きが中止に。誤解されるようなことはやっぱりしたくない。

起き出した女房が言う。外出の自粛に、帰省も含まれているからだ。女房は、そのことが気になっている。

コンビニに預けた荷物を引き取る。業者のピックアップ前でよかった。

女は、ギリギリのところで自分に気づく。 

気づけてよかった、と男は思う。

行かないと決めたら、女房の声音が変わった。

郷里でのこれからの日々を思うと、途方に暮れる、と言ったのを思い出した。

いちばんのわけ、なのかもしれない。

昼餉は、ずんだ餅、お茶、煎餅、女房の点てた抹茶。

酒を求める。White HorseのFine Old。

酒といえば、滋賀県大津市にあるディスティラリー・Nine Leavesは、海外の品評会で次々と受賞した経歴を持っている日本でも数少ないラム酒の蔵元だ。寡聞にして知らずじまいできた。

10年近く前になるが、バーではラム酒しか飲まない日々があった。当時は、もっぱらケイデンヘッドのデメララだった。デメララだったら、なんでもとりあえず、口を付けていたかもしれない。

Nine Leavesはなかなか手に入らないらしい。カヴェルネ・ソーヴィニオン・カスクで育てたAlmost Springを味わってみたいけれど、叶いそうにない。

ホワイトラムをベースにしたダイキリやモヒートは、誰でも一度はやったことがあるカクテルだと思うが、ストレートでラム酒を嗜む人はそれほどいない。昔も今もかと思っていたけれど……。ラム酒専門のバーがあるくらいだから、世の中はどんどん変わっていく。

というよりも、物の見方が偏っている。自分の視座に気付かされる。

夕餉は、鶏肉と野菜の中華風炒め、サーモンの刺身、味噌汁(人参・大根・小松菜・エノキ・豆腐)、玄米ご飯。食後に、女房の点てた抹茶二つ。

 

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