コープランド→ブーランジェ→王子さま

 

おおむね晴れ。16度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・パプリカ・カニカマのサラダ、厚揚げと大根の煮物、味噌汁(人参・玉葱・カボチャ・豆苗・ネギ・揚げ)、トースト。食後にコーヒー。

本を求める。

ル・コルビュジェ著、森田一敏訳『小さな家(原題:Une Petite Maison)』(集文社)。

レオン・ウェルト著、藤本一勇訳『僕の知っていたサン=テグジュペリ(原題:Saint -Exupery tel que je l'ai connu)』(大月書店)。

後者は、池澤夏樹さんの巻頭エッセイがいい。

池澤さんが4年ほど暮らしたフランスの家は、アメリカの作曲家・コープランドが渡仏の折に暮らした家であると、近隣の住人から教えられた。調べてみると、コープランドが学んだ音楽学校で先生だったのがナディア・ブーランジェだった。

サン=テグジュペリから『星の王子さま』のタイプ原稿を贈られた親しい友が、ブーランジェである。

池澤さんはエッセイに書いている。

「現実的には何の意味もないことだけれど、たった二人の人物を間に挟んでアントワーヌと繋がったというのは、ぼくにすればなかなか嬉しいことだった。」

世界中の人は、七人を介して全員と繋がっている、という本を読んだことがある。池澤さんの場合は最短の部類だろう。『星の王子さま』の翻訳者としては、書かずにいられない事実だったろう。

昼餉は、フレンチフライ、チーズバーガー、コーヒー。

ホームセンターにトイレットペーパーが。まとまった山を見るのは久しぶりのことだ。あっちこっちで増えていくといいけれど。

円高になり、株価が暴落している。収束の兆しの有りや無しや。イタリアで感染が拡大しているらしい。

夕餉は、厚揚げと大根の煮物、味噌汁(人参・カボチャ・玉葱・豆苗・ネギ・豆腐)、竹輪・カニカマ・ネギの卵丼。食後にコーヒー、三温糖のきなこねじり。

箸にも棒にもかからない、ボロボロのストラトキャスター紛いのギターを1000円にも満たない金で買い、直して削って磨いて塗って半田付け直して見事な一本に仕立てる。YouTubeでそういうけっこうな趣味の人の作業を見ていると癒される。

 

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