社会性は、はるかに弱い

 

曇り。15度。

8時に起きる。

朝餉は、小松菜・ネギ・厚揚げの生姜炒め、目玉焼き、味噌汁(人参・玉葱・ネギ・エノキ・豆腐)、トースト、お茶。食後にコーヒー、チョコレート。

ドラッグを持っていた芸能人が逮捕されて、関連の記事にあった中毒者の言葉――「白い粉を見ると、毛穴が全開になり、脳がよだれを垂らす」。

文字を追いながら、しばらくのあいだ、ぼんやりした。こんな言葉が出るくらいの快楽に抗えるほど、ヒトは強くはあるまい。

そう思った。

昼餉は、フレンチフライとコーヒー。

脳は、身が滅びようが気にしていない。遺伝子の保存に適したことにのみ従う。セックスの快楽を極大にしてくれるなら、それを遠ざけはしない。

不思議なことだが、社会性とは対極にある脳の特性の強さが、一方では、高度な社会性を生んでいる。

社会性とは、詰まるところ法律である。

作ったのは脳だが、知ったこっちゃないと思っているのも脳だ。撞着しているようだが、強い快楽を得る方便は対極性にあるのも事実だろう。

種の保存と快楽を関連づけたのは、脳の果たしたことなのだろうか。

夕餉は、チーズを入れた鶏肉ハンバーグ(付け合わせは玉葱・パプリカ・人参)、味噌汁(人参・玉葱・小松菜・ネギ・エノキ・豆腐)、玄米ご飯。食後にコーヒー、チョコレートアイス。