当たり前の権利

 

晴れ、のち曇り。9度。

8時に起きる。

朝餉は、大根・カボチャ・厚揚げの煮物、キャベツ・大根・竹輪のサラダ、オムレツ、味噌汁(人参・玉葱・カボチャ・ネギ・エノキ・豆腐)、トースト。食後にカプチーノ。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。

昼餉は抜き。

統合型リゾート法案をめぐる贈収賄の容疑で立件された国会議員の取調べの様子をマスコミが伝えている。それはもちろん検察がリークしたもので、数百万円の贈賄を議員が全面的に否定しているという。

僕らは、いつの間にかその議員を半ば犯罪者として見ていることに気づく。情報は検察からしか入ってこないからだ。知らず知らず、検察に与する気持ちになっている。

当たり前のことだが、裁判で有罪になるまで、被疑者は無実だ。被疑者が自分だったらと思うとおぞましい気分になる。被疑者の権利は守られているのか。僕らは自分のこととして見なければと思う。弁護士は付いているのだろうか。疑義を否定している被疑者は、どのように語っているのだろう。

この国は、個人の権利をどこかで他人任せにする。大岡裁きという、おぞましい言葉にその気分が隠れている。公権力者が必ず不正を正してくれる。そんな曖昧なものが、正義としてどこかに存在していると信じている。

恐ろしいことだと思う。

夕餉は、女房が作った鍋。

 

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