キーンという澄み

 

曇り、10度。

8時に起きる。

コーヒーを飲んだのち、女房とクルマで信楽へ。

朝餉は途中で、マクドナルドでベーコンエッグマフィン、コーヒー。

昼前に信楽に着いて、窯元めぐり。女房に教えてもらった緋色の素焼きを探す。ベーシックなので、逆になかなか巡り合えない。

朝の連ドラで使った窯元にも偶然に出くわす。

今回はじっくり眺めた。手に取り、光にかざし、裏返して高台に見入り、何度も回して撫でた。湯呑み、マグ、丸皿、角皿、花瓶に徳利、蕎麦猪口、飯碗。

登り窯で焼く窯元にコーヒードリッパー があった。緋色でなかなかの佇まい。窯から出したばかりのマグも。

遅い昼餉は、キツネ蕎麦。

現役の登り窯は数少なくなったという。それにともなって、信楽焼も変わってきたように思う。焼きが甘いように見える。発色の良い釉薬は見栄えがいい。そのぶん、壊れやすく見える。

高くて澄んだ音のする素焼きの器は、絶滅寸前かもしれない。地の底から湧き上がったようなゴツゴツした肌触りを求めて、これから歩き回ろうと思う。

夕餉は、味噌汁(人参・玉葱・エノキ・小松菜・ネギ・豆腐)、野菜たっぷりの焼きそば。食後に、信楽の緋色のマグでコーヒー。

 

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