晴れ、のち雨。12度。
8時に起きる。
朝餉は、ロールパン、豆乳。
深夜バスで女房が戻る。名古屋から乗った東海道線、1時間以上も遅れて着く。
昼餉は、ナポリタン、コーヒー。
マニュアルシフトのクルマを買った女の子たちが、その悲喜こもごもをYouTubeにアップロードしている。マツダのロードスターの納車からの日々を撮った女の子たちのは、とくに見応えがある。一昔前では考えもつかなかったことだ。
クルマと対峙する姿がどこか清々しい。さっぱりしている。男は理屈をこねてばかりに見えるが、彼女たちは理屈より先に、クルマとの暮らしを愉しんでいる。元を取ろうとしているかのようだ。
幌を畳んで、空を見上げ、風を感じて、エンジンの音を聞きながら走る。その感覚のために金を投じたのだと、顔が語っている。
夕餉は、味噌汁、ポークカレー、赤ワイン、コーヒー。
一方で、ドイツの2シーターを中古で買って、自分のガレージで駆動系のオイルを全部交換したり、足回りをコツコツ組み直したり、コンピュータの設定を変えてカスタマイズしたりする初老のYouTuberもいる。作業がはかどらなくてもニコニコしている。それが面白いのだ、と。
女の子にしても初老にしても、愉しみ方が堂に入っている。前後の見境もなく、が極意のよう。
この国にも、いい感じの人たちが増えている。