舞台のよう

 

晴れ、のち曇り。9度。

8時に起きる。

朝餉は、鶏胸肉と野菜の中華風炒め、味噌汁(人参・玉葱・豆腐・エノキ・ネギ・サツマイモ)、玄米ご飯。食後にコーヒー。

映画はジョナサン・テプリツキー監督『チャーチル ノルマンディーの決断』(原題:Churchill)』。

きな臭い時代になると、チャーチルは呼び戻される。この映画も、その一つ。出来は、同時期に公開されたジョー・ライト監督『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(原題:Darkest Hour)』のほうがいい。脚本はもちろんだが、主演対決でブライアン・コックスが、ゲイリー・オールドマンに勝てなかったのは、彼がどう見てもチャーチルとは思えない風貌と人格だったことに起因している。

昼餉はナッツを齧る。

もう1本は、今年のアカデミー賞ノミネートだ。ノア・バームバック監督『マリッジ・ストーリー(原題:Marriage Story)』。主演のアダム・ドライヴァーとスカーレット・ヨハンソンの2人も、本作でアカデミーにノミネートされている。

現代版の『クレイマー・クレイマー』。佳作である。誰一人として類型的な描かれ方をしてない。抑制が効いているし、不可避的で不可侵的な状況に陥りながら、感受せざるを得ない。対峙している深刻さとの距離感がいい。一方通行のどん詰まりにいるのに、映画はどこか軽やかだ。その軽重が、エレガントだと思う。

そうそう、アダム・ドライヴァーは『スター・ウォーズ』でファーザー・コンプレックスのカイロ・レンを演じたのだった。

夕餉は、ベーコンと目玉焼き、ナッツ。

 

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