表裏一体のばかばかしさ

 

曇り、のち雨。8度。

8時に起きる。

朝餉は、ポークカレーの残り、トースト、ミルク。

自宅に来ていた賀状への返信を投函する。昨夜のうちに、それらを写真に撮って女房が送ってくれた。プリンタの黄色が空に近づき、Y版が薄れていくまま印刷した葉書。万年筆で近況をしたためる。

昼餉は抜き。

Netflixのドラマ『メシア(原題:Messiah)』は全10話。キリストの相貌を連想させる若者が現れて奇跡を行う。真贋をめぐって、世界が揺れていく。俗物っぽいかと思へば、奇跡が起きる。シーズン2も製作されるようで、真贋をめぐるあれやこれやが物語の核心になっている。

水の上を歩くことが神の技なのか。ずいぶん稚拙な物差しだが、宗教にはそんなシミがつねにへばり付いている。

旧約聖書物語を読んでいると、神がふっとあらわれて、ヒトと取っ組みあったりする。イスラエルという名前を神がつけてくれたり、未来のことを安請け合いしたり。

宗教の原素のひとつは、失笑だ。

夕餉は、大根の皮のきんぴら、オイスターソースの野菜炒め、味噌汁(人参・玉葱・ワカメ・ネギ・刻み湯葉・豆腐)、玄米ご飯。食後にカプチーノ。