日々の囁きが、マイルストーンへ

 

晴れ、のち曇り。7度。

10時に起きる。

朝餉は、お節、お吸い物の雑煮。食後にお茶と煎餅。

年賀状の投函ついでに女房と散歩。コンビニで朝刊を求める。毎日新聞が見当たらない。売り切れとも思えない。京都新聞は読むところがない。折り紙とクロスワード、間違い探しがせいぜい。共同と時事が苦戦しているのは今に始まったことではないが。地方紙の行く末を思う。

義兄の年賀状、駅前の花壇の手入れを手伝うようになったと。桜の苗木も植えているらしい。法事の席、どこか軽い空気を感じた。

昼餉は抜き。

本が届く。ジャン=アンリ・ファーブル著、奥本大三郎訳『完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上』(集英社)、佐野洋子著『役にたたない日々』(朝日新聞出版)。

創業80周年の記念事業を集英社は無二の刊行物で寿いだ。ファーブルもその一環だ。全10巻(20分冊)は見事な装丁と絵、おおらかで滋味豊かな翻訳。

早い夕餉は、お節、高野豆腐と椎茸の煮物、巻き寿司、赤ワイン。

プルーストとファーブル、それにサン=テグジュペリ。3人のフランス人が今年の里程塚になってくれますように。