歌という凝縮

 

雨のち曇り。8度。ときどきアラレ。

8時に起きる。

朝餉は、チーズトースト、丸餅のお汁粉、コーヒー。

やることは残っている。寒いし、強い風が吹いている。

家がギシギシ鳴っている。ふざけたらあかんで。そう聞こえる。

昼餉は、ストーブの上で作った焼き芋、女房が作った味噌ラーメン。

彦根のスーパーのフードコート。琵琶湖の向こう、比叡の山々から黒い雲が流れてくる。ちょっとした嵐。

夕餉は、ポテトサラダ、鶏肉団子と白菜・ネギ・大根の鍋、玄米ご飯。

食後にお茶、お菓子のきな粉餅。

女房が黒豆を煮る下準備。

NHKで井上陽水の歌番組。

「陽水が死んだら、喪失感は半端ないかもしれない」

かたわらで、女房がぼそっと言う。

深夜に、今度は椎名林檎の歌番組。

「すごい才能だけど、3つくらい聴いたら満足しちゃうな」

僕はそう言って、寝た。