語り継ぎは、エッヂが効いている

 

晴れ。17度。

7時に起きる。

朝餉は、大根・人参・コンニャク・さつま揚げ・蓮根の甘辛煮、キャベツ・大根・ピーマン・パプリカ・大根の葉・豚バラの中華炒め、味噌汁(大根・人参・玉葱・カボチャ・エノキ・豆腐)、玄米ご飯、メロンゼリー、ほうじ茶。食後に、クッキー。

東京の冬は、アルバカーキの冬にそっくりかもしれない。晴れて、乾燥している。遠目には暑そうだが、風は身を裂くように冷たい。ほんわかな雲が、青空に浮いている。アルバカーキの郊外に広がる荒野と砂漠も、そっくりだ。

昼餉は、抜き。

女房の誕生日。ケーキを受け取り、花屋で花束を作ってもらう。

プレゼントは、レジンの白い狼のブローチ。作家さんが作ったもの。狼の気概を持て、というわけでもないけど。

ホォーーーーっと吠えている姿。なぜか、憧れる。

炭酸入りのワインを抜く。

夕餉は、朝の残りの甘辛煮、クリームシチュー、玄米ご飯。

ペロー童話集に載っているもともとの赤頭巾ちゃんは、最後、狼に食べられてしまう。それでおしまい。

改変を重ねたグリム童話は、なんだかどっちつかずになっている。もっとも、ペローも最後に教訓を垂れる。

教訓なし、食べておしまいの口承民話は、さすがだ。