その差は20年近い

 

晴れ。20度。

6時に起きる。

朝餉は、キュウリとカニカマの酢の物、ソーセージと目玉焼き、味噌汁(人参・玉葱・大根の葉・豆腐・エノキ)、トースト、豆乳・フルーツティ。

女房が深夜バスで帰る。2か月ぶりくらいの再会。

急に認知症が進行した長浜の叔父や札幌の父母のことなど、長い話をする。叔父は、脳に溜まった水を手術で抜いてから認知症がみるみる進んだという。そういう因果として叔母は話しているらしい。歩くにも介助がいるまでになり、食事や排便も一人では覚束なくなっている。数カ月でそんなことになったというが、いくらなんでもと思う。

認知症は、処方される薬によっても症状の変化が予測できない。薬を飲まなくなった父は、徐々に病が進行しているものの、人格が大きく変化することなく至っている。服用で介護する側が右往左往するより、素のままで向き合うほうがどちらにとっても望ましい気がする。叔父は気の毒としか言いようがないが、父だっていつかはそうなる。去年の今頃より悪化しているのは間違いない。

二人して買い出しに。イートインで続きを話したり。

昼餉は、スパゲッティ・ナポリタン。

90歳を超えて生きることは慶事なのか。僕らが直面しているのは、そんな疑問だ。ネガティブな話は事欠かないが、逆のことは聞いたことがない。はるかに低い健康寿命をもってしても、長寿は文字どおりなのか。

17年前に父はいったん死んでいる、と言った姉の言葉。ペースメーカーのなかった時代を考えずにいられない。

夕餉は、キュウリとカニカマの酢の物、大根とカボチャの煮物、ブリの照り焼き、味噌汁(人参・玉葱・ナメコ・豆腐・大根の葉)、玄米ご飯、柿。