乾きの渇き

 

晴れ。30度。

7時に起きる。

朝餉は、バナナ、レタス・キャベツ・パプリカ・玉葱・竹輪・さつま揚げのサラダ、味噌汁(人参、玉葱、ブナシメジ、豆腐、ネギ)、ハムと目玉焼き、トースト、ミルク、麦茶。食後にコーヒー。

米原でさえ玄米を買うのはむずかしい。あるところにはあるのだが、僕らがたどり着けないのは、この地に根ざしていないせいだと思う。道の駅でおばちゃんたちに聞き、近在の米屋に行く。そんなことの繰り返しだ。

昼餉は、道の駅で求めたパン。

東近江・五個荘に住まう母方の親戚へ。2時間ほど話し込む。玄米を15kgほど分けてもらう。

女房の遠縁だから、僕は何度聞いても関係性が頭に入ってこない。義母の葬儀の時、お二人がやって来られて空気ががらっと入れ替わったことは鮮明に覚えている。カラッとした陽性の乾きは、その人柄もあろうが、義母にも確かに流れていた血のなせるものだと思う。義母の妹たちにも、それは確かに受け継がれているし、幸いなことに我が女房にも見て取れる。

陽性の乾きは、妖精の渇きにも通じる、どこか蠱惑の香りさえ漂うのだが、僕は単純にそのおおらかさに憧れている。

この国がずっと昔に醸していた気質のひとつで、でも今ではなかなか見かけないものかもしれない。

夕餉は、冷奴、切干大根煮、鳥の唐揚げ、ざるラーメン、麦茶。食後にアイスコーヒー、芋けんぴ。

 

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