発見の若冲

 

晴れ。29度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・パプリカ・玉葱・竹輪・ハムのサラダ、味噌汁(人参・玉葱・小松菜・豆腐)、フレンチトースト、豆乳、麦茶。食後にアイスコーヒー。

常喜医院は近在にあって江戸時代から地域の医療を支えた名家ということだが、なにはともあれ、所蔵されていた品々は逸品ばかりである。

その蔵からまたすばらしい掛け軸が見つかり、他の品々とともに近江図書館に隣接の施設に展示されているというので、女房と見に行った。

見つかったのは、伊藤若冲の鶴を描いた一幅で、それはそれは見事な出来栄えだった。隣に掛かっている谷文晁も、若冲を見たあとでは心なし薄く見えるから不思議ではある。

昼餉は、抜き。

ほかにも、輪島塗の朱漆器や九谷の赤絵金彩の皿や鉢を見ていると、ただの医者ではなかったことがうかがえ、時間を忘れた。

夕餉は、冷奴、ナスとパプリカの煮浸し、味噌汁(人参、小松菜、豆腐、トロロ)、キーマカレー、麦茶。食後に、アイスチョコバー、花林糖、アイスコーヒー。

若冲を間近に見たのははじめてで、写真ではわからない細部の筆先、ハネやハラい、墨の濃淡に声が出なくなる。来場者は少なくて、ずいぶん贅沢な時間を独り占めしたような。

 

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