晴れ。34度。
7時に起きる。
朝餉は、レタス・キャベツ・パプリカ・トマト・玉葱・カニカマのサラダ、ベーコンと目玉焼き、バターロールパン、豆乳、麦茶。
芙蓉の花が咲いている。切っても切っても枝は伸び続け、剪定鋏を持っているこちらが愚か者に見えてくる。
ジョロウグモが庭を占領しようとしている。払っても払っても半日と置かず巣を張り、長い棒を持っているこちらが木偶の坊に見えてくる。
いかに無能であることか。それにジョロウグモを放逐するなんて愚か者の最たるものだ。わかっていても、払わずにいられない。
5キロをジョグ。信号で立ち止まると、途端に立ちくらむ。
昼餉は、ロールパン、サイダー。
ジャン=イヴ・ティボーデが演奏するエリック・サティのピアノソロ作品全集は、もう秋真っ只中のためにある。どんなに暑熱でも、まずはお祓いを。
どこで読んだか忘れてしまったが、ドビュッシーがサティについて語っている。
第一次世界大戦が起きつつある時代、フランスは好戦的な空気が次第に満ちてくる。ドビュッシーはそういう雰囲気に嫌気がさすものの、愛国者として立ち上がれない自分を嘆くのだ。勇ましい格好をして、拳を振り上げているサティを見るにつけ、単純明快でなんだか羨ましい、と友人に話している。
サティがどんなふうだったか、ドビュッシーは少ない言葉で、でもものすごく印象的なその姿を語っている。
サティの脳みそはツルツルで、思い煩うことなど何もないかのよう。見ようによっては、小馬鹿にしているとも読める。サティの変人ぶりが垣間見えるというか、そんなことは誰でも知っていることだが、僕が感心したのは、それでもなお愛さずにはいられないサティの人となりが、その視線から読み取れることだった。サティの曲を聴くと、そのエピソードが浮かぶ。
夕餉は、冷奴、キャベツの千切り・パプリカ・キュウリのサラダ、鳥の唐揚げ、味噌汁(人参、玉葱、小松菜、豆腐)、ご飯、麦茶。食後に花林糖、アイスチョコバー。