一隅を照らす音

 

おおむね晴れ。36度。

7時に起きる。

朝餉は、目玉焼き、トースト、ミルク、烏龍茶。

ソファで寝ると躰のこわばりが取れない、のも昔と変わらない。それが嬉しくもあり、悲しくもあり。

人が住まない家が少しずつ崩れていくのは、たまに帰ってくるから感じるのだろう。住んでいようがいまいが、家はつねに崩れているのだ。

昼餉は、クラッカーとチーズ、麦茶。

猛暑を泳ぐようにして買い出しに行くと、フードコートでたくさんの人が惚けた顔で涼んでいる。

ルイス・ボンファのギターを堪能するとしたら、なにはともあれコンチネンタルがリリースした『luiz bonfá』だろうと思う。ほんとに素晴らしいプレイが聴ける。

それから、これも欠かせない。 『SOLO  IN  RIO 1959』は彼のギター・ソロをたっぷり愉しめる。涼しげな爪引き。それに彼の歌声。うだるような日々への贈り物だ。

夕餉は、冷奴、チーズハンバーグ、味噌汁(人参、玉葱、豆腐、キャベツ)、玄米の豆ご飯、麦茶。

ちょっと遅れたが、先月17日にルトガー・ハウアーが亡くなった。90本近い映画、テレビで演じたが、彼の名を永遠に刻むこととなったのはロイ・バティを演じた’82年の『Blade Runner』だろう。彼がいなければ、この映画はずいぶん違った印象をもたらしたに違いない。

鎮魂に、ボンファの曲『Manha de Carnaval』を。

 

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