影響されないという才能

 

曇り、ときどき陽射し。27度。

6時過ぎに起きる。

朝餉は、バナナ、レタスとキャベツ、トマト、ツナ、ハムのサラダ、味噌汁(人参、カボチャ、キャベツ、豆腐)、ハムと目玉焼き、トースト、紅茶、豆乳。食後にコーヒー。

関西の民放は朝から食い物の話ばかりだ。どこの店がどうだと、貧相な芸人にレポートさせたりしている。食い物をそうやって番組にするのは下品である。それに気づかぬ日本人が多くなってきた。「こだわりの」と間抜けなことを抜かす。

平素、まともなご飯を食べているのか、怪しいものだ。

昼餉は、たい焼き、アイスコーヒー。たい焼きをチンして食べながら、女房と断食の話。昔(とはいっても五年も経ってない)、女房が十日ほど断食するから付き合いなさい、と言った。なぜかわからないまま付き合ってしまい、とても辛い思いをしたのに、またやってもいいかなと思っている。腹一杯喰ったって、ろくなことはない、どこかでそれを知ってるからだ。

9キロをジョグ。

夕餉は、薩摩揚げ、味噌汁(人参、カボチャ、キャベツ、豆腐)、キーマカレーの残り、赤ワイン。

床に就いてから、スタン・ゲッツの昔のライブを観ている。ストックホルムとかモントレーとか場所もさまざま。生きる希望を失ってしまったようなチェット・ベイカーがたまに横でラッパを吹いていることもある。麻薬漬けで、借金を払わない彼は前歯を抜かれたなんてことをどこかで読んだ覚えがある。頭の悪い取り立て屋は、そういうことをする。というより、もう返してくれなくて結構だぜ、と思ってやるんだろう。見せしめほど最下層はないなと思う。ベイカーのラッパはオクターブ上のGより高い音が出ていない。ゲッツは、そんなベイカーを斜め後ろから眺めている。

ゲッツは一時期、とても太っていて、こりゃやばいなと思って観ていると、次のステージではそれほどでもなかったりする。サイドメンによって演奏が変わるようでそれほど変わらない。他人の音をあまり聴いてないんだろうか。なんて思いながら、観ているとすぐ二、三時間経っていて驚く。

 

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