いきなりの三々

 

晴れのち曇り。25度。西の風。

7時に起きる。

朝餉は、リンゴとバナナ、キャベツとパプリカ、キュウリ、トマトのサラダ、味噌汁(人参、カボチャ、玉ねぎ、豆腐、煮干し)、トースト、コーヒー。

NHKの将棋と囲碁のトーナメント。ぜひとも教えを請いたい。もはやAIに勝てないプロフェショナルの集団にとってトーナメントに求められる魅力とはどこにあるだろう。定石を否定され、大局観の見直しを迫られて、なお有段者を自認するときに残るものとはなんだろう。

そういう自問は、彼らのうちに存在しているだろうか。

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が米国の雇用者のうち半分近くがこの先10~20年で半減すると予測したのが5年前のこと。AIが取って代わるというわけだ。

銀行の融資担当者、スポーツ審判、不動産ブローカー、レストランの案内係、動物のブリーダーと続き、仕立て屋、時計修理工といった職業が続く。でも、そこにチェスや囲碁の有段者は入っていない。職業というほど彼らの就労人口が多くないからだろうが、それだけではあるまい。

昼餉は、食パンとミルク。

12キロをジョグ。Tシャツと短パンで隠れているところは別にして、あとは日焼け。

愉しんでいる職業人にAIが取って代わることはないだろう。ヒトが愉しみの源泉に対価を払うのは資本制度の起源以来の掟といっていい。職業という括りとは別のロジックが、オズボーンさんの予測を覆すのは目に見えているが、それが明らかになるのはもう少し先のことだ。

改めて教えを請いたいのだが、将棋や囲碁のプロフェッショナルの方々は、AIが否定した部分をどのように継承していくつもりだろう。AIが開発した差し手が対局に顔を出し、それを解説する彼らの言葉に耳を傾けている僕らは、いったい何を待っているのだろう。

女房、夕方に戻る。

夕餉は、味噌汁の残り、ポークカレー、コーヒー。食後に女房が買ってきた赤福。

 

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