安着いたしました

 

曇り。17度。

7時に起きる。

朝餉は、バナナ、ハムと目玉焼き、味噌汁(人参、カボチャ、玉ねぎ、ニラ、豆腐、ネギ)、トースト、アールグレイ、ミルク。

朝のルーティーンを終えて、鈍色の空。

昨日の便利の続きだ。便利なことは、それによって失ったことが得られたことの倍以上ある。不便なことは、それによって得られたことが便利の倍以上ある。どちらから見ても勘定は同じようでも、若干違うところがミソだ。さて、その差はなんだろう?

昼餉は、食パン、コーヒー。

映画は、デヴィッド・ヒュー・ジョーンズ監督『チャーリングクロス街84番地』。主演はアン・バンクロフトとアンソニー・ホプキンス。'87年の作品は滋味に満ちている。終わらないでくれ、と何度も唱えつつ観る。原作を手に取ってこなかったことを恥じた。

ニューヨークとロンドン、二人の主演が住む街にそれぞれのクルーを配して撮影は行われた。二つの街に住むクルーの競作でもある。飛び込んでくるというよりも、そこはかとなく香り立つ。街の音、匂い、色。動きのほとんどない映画にもかかわらず二都の距離を感じるのは、二人の往復書簡の文面による。

夕餉は、ハムの野菜炒め、即席の天ぷらそば、緑茶。

 

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