晴れ。14度。
8時に起きる。
朝餉は、キャベツとパプリカ、キュウリ、ツナのサラダ、味噌汁(大根、人参、カボチャ、豆腐、ネギ)、トースト、アールグレイ、コーヒー。
エフゲニー・キーシンとエマーソン弦楽四重奏団のニューヨーク・コンサートはモーツァルトのト短調、フォーレのハ短調、ドヴォルザークのイ長調というライブ盤。
キーシン君は、いつの間にか48歳になったそうですよ、母さん。それにしても、K.478は春にこそ愛でるべし、ですね。いやいやK.493だって忘れちゃいませんよ。この二曲がフィガロの結婚を縫って作られた経緯は知られているとおりかもしれませんが、そもそもホフマイスターの依頼をモーツァルトは額面どおり受け取ったのでしょうか、そのことを考えると時間は光速に過ぎていくのです。
とりあえず、アンダンテを聞いてみましょう。モーツァルトの第二楽章はどれも素晴らしい。加えて、これこそホフマイスターの依頼どおりじゃありませんか。
そうなのです。第二楽章までホフマイスターは楽譜を見たのでしょうか。あの時代に行けるなら、僕はその時の二人の会話を聞いてみたい。そしてもしそうなら、言ってさしあげたい。ホフマイスターさん、とりあえず第二楽章をご覧になった方がいいですよ、あなたのご希望だった音楽を愛する市井の人々が演奏できるような曲がここにちゃんとありますよ、と。
昼餉は、いなり寿司、チャーハン、緑茶。
10キロをジョグ。北西の風。
夕餉は、女房が買ってきた春巻き、ポテトサラダ、ベーコンの野菜炒め、味噌汁(大根、人参、カボチャ、玉ねぎ、豆腐、ネギ)、玄米ご飯、白湯。
モーツァルトが第二番の出版を他に委ねたのは、二つのピアノ四重奏がすでに頭の中で出来上がっていたからだろう。このころのモーツァルトのことを考えると、胸が締め付けられる。