しんしんというよりも……

 

雪、ときどき晴れ間。2度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・ツナ・カニカマのサラダ、ベーコン・目玉焼き、味噌汁(大根・人参・小松菜・油揚げ・豆腐)、トースト、バナナ・リンゴのヨーグルトがけ。食後にコーヒー、チョコレート。

AppleiOS 14.5のパブリックベータ・プログラムを更新してβ2をリリースした。多くの絵文字が加えられている。

昼餉は、天かすとネギの温かい蕎麦。

住宅メーカーの営業氏が訪う。家や駐車場のまわりを撮影して実測。昭和の初期に設定されている根抵当権があるとかで、しばし昔話。来週に住宅メーカーからプレゼンがある。僕らの自宅のことも含めてになるらしい。

どこのメーカーもスケジューリングが速い。こんな小さな客でも、一所懸命になってくれるのはありがたいけれど。

営業氏が訪うと、天気が崩れる。義母の気持ちだろうか。

夕餉は、大根・厚揚げ・竹輪の煮物、妻が買ってきた野菜やきすの天ぷら、お好み焼き、味噌汁(大根・人参・レタス・油揚げ・豆腐・ネギ)、ご飯。食後に紅茶、チョコレート。

振り子がふれるように雪が降ったり止んだり。時に吹雪く。白梅の枝がすっぽり覆われてしまった。

廊下も縁側も、吐く息が白く。

 

 

書かれていないこと

 

晴れ、のち雪。4度。風。

8時に起きる。

朝餉は、グリーンレタス・大根・コーン・カニカマのサラダ、ベーコン・目玉焼き、味噌汁(大根・玉ねぎ・人参・白菜・油揚げ・豆腐)、トースト、バナナ・リンゴのヨーグルトがけ。食後にコーヒー。

梅に雪。

昼餉は、ベーコンと白菜のクリームパスタ、コーヒー。

図書館へ。エリザベス・ストラウト著、小川高義訳『バージェス家の出来事(原題:The Burgess Boys)』(早川書房)、デニス・ルヘイン著、加賀山卓朗訳『運命の日 下(原題:The Given Day)』(早川書房)。

買い出し、給油。琵琶湖に波頭。風に乗って湖水が届く。

ストラウトの語り口は、なぜ物静かに届くのだろう。考えるでもなく考えていると、本に手が伸びる。『オリーブ・キタリッジ~』はある種の到達点に違いないのに、それがどんな景色か僕はわかっていない。見ているからこそ、その世界に魅了されている。だが具体的にコレと言えない。もどかしい。

文学の味わいは星の数。ストラウトは、あのシリウスのように冷たく青く光っている。

夕餉は、グリーンレタスを添えたアジフライ、味噌汁(大根・人参・カボチャ・白菜・油揚げ・豆腐)、鯖カレーの残り。食後に、紅茶、チョコケーキ。

『バージェス家の出来事』のプロローグ——

 

 よく母と二人でバージェスという一家の話をした。「あの子たち」と母は言った。私はニューヨークで暮らして、母はメイン州にいたので、たいていは電話で語り合った。だが私がメイン州へ帰って、近くのホテルに宿をとったりすれば、じかに話す機会にもなっていた。母はホテルに慣れた人ではなかったので、緑色の壁にステンシル画でピンクのバラを一列にあしらった部屋へ来て、私を相手に昔話をするということが楽しみになったようだ。シャーリー・フォールズの町を出ていった人、また出ていかなった人について、あれこれの噂をしたのである。「あの子たちのこと、なんだか忘れられなくてさ」母はカーテンを引いて樺の並木をながめては言ったものだ。

 

 この段落には、説明っぽさの皆無な情報が散りばめられている。母娘の距離感とかもしっかり語られている。書名になっている一家のテーマさえ伝わってくるようだ。むずかしいことは何も語られていないのに、不穏な空気がある。「あるところにおじいさんとおばあさんがいました」、その変奏曲にさえ聞こえる。

 

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立ち上がる

 

雨、のち晴れ。7度。

8時に起きる。

朝餉は、大根の皮のきんぴら、小魚の佃煮、卵焼き、竹輪の甘辛焼き、味噌汁(大根・人参・カボチャ・油揚げ・豆腐・アオサ)、玄米ご飯、りんご・バナナ。食後にコーヒー、チョコレート。

岳父の庭の白梅が盛っている。玄関の棚上に生けた一枝も満開。

老いた政治家は、真意を曲げられたと思っている。そんなつもりで言ったわけではない。ちょっとしたユーモアのつもりだった。彼は、そんな気持ちを吐露している。

けだし、舌禍である。

女性の社会参画の比率、40パーセントを目指すというのが行政の目標らしい。いきなり50パーセントは無理だろうという。煮え切らない数字を持ち出してくる。

与えられるのか、勝ち取るのか——根拠のない数字を弄んでいる姿勢に、舐められ続けていると感じない人はいるまい。社会を変えるには、どちらにしろ覚悟がいる。この国は、民主主義を勝ち取ったという意識に乏しい。参画比率、男女50パーセントを法制化することは法の下の平等の根本だと思うが、今の政治家が、たとえば国民投票してまで民意を問うことはないだろう。

女は、まただ、と思って冷めた目で眺めている。

昼餉は、トースト、ロイヤルミルクティー。

戦争に負けたおかげで、民主主義になった。勝ち取ったのではなく、負け取ったのだ。そんなことをどこかで読んだ覚えがある。

何百万人の命を賭したのだから、血を流して勝ち取ったことに変わりないが、この国の女はどこかで異性を信じてない。あの戦争に突き進んで、その苦汁を清算し切っていない。分断があるとするなら、この国の男女の溝は深まる一方だ。

権利を守る。そのために、闘う。

女は、ずっと闘ってきたのに。闘い方についての教育を施されてこなかった。

だからこそ、この国の女は強いのかも知れない。その凄さを知らないのは、この国の男だけだと思う。

夕餉は、きんぴら、鯖カレー、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・カボチャ・油揚げ・豆腐)。食後に紅茶、チョコレート。

 

 

冬のち少し春

 

強い雨、のち曇り。11度。

7時に起きる。

朝餉は、グリーンレタス・大根・コーン・カニカマのサラダ、ベーコン・目玉焼き、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・モヤシ・大根の葉・油揚げ・豆腐)、トースト、リンゴとバナナのヨーグルトがけ。食後にコーヒー。

ハウスメーカーの営業氏が訪う。降りしきる中、敷地や家、駐車場を見てもらう。来週中に提案がある。総合的なソリューションが欲しいのだが、未解決のことが僕らには山積している。

昼餉は、ファミレスでトマトパスタ、ドリンクバー。

妻とあれこれ語らう。いつの間にか、陽が落ちている。

メガネ屋で曇り止めを求める。

夕餉は、味噌汁(大根・人参・モヤシ・カボチャ・油揚げ・豆腐)、妻の作った鯖カレー。食後に紅茶、小さなお萩。

 

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戦いの歴史

 

晴れ、のち曇り。16度。

7時に起きる。

朝餉は、ピザトースト、味噌汁(大根・玉ねぎ・白菜・油揚げ・豆腐)、バナナとりんご。食後にコーヒー、チョコレート。

ヴァレンタインのチョコレート、妻より。

NHKの将棋と囲碁のトーナメント。

ぐんぐん気温が上がって、妻は庭掃除。芙蓉の木から新芽が育たない。妻は黙っているけれど、僕は言葉もない。

昼餉は、抜き。

妻と長浜の住宅展示場へ。僕らは住宅性能についてどんどん懐疑的になっている。断熱効果を謳うほどに、カビとの戦いが無視できなくなる。その両方に払う金の歴史が住宅の歴史なのかもしれない。24時間床暖房、PM2.599パーセント防御、大きなパントリーやシューズクローク・ファミリークローゼット、回遊型アイランドキッチン、三重窓、中庭——これらのキーワードが20年後に当たり前になっているのだろうか。

妻は、相変わらず食傷気味で、逆にいえば、妻が納得できる言葉で家の性能を語ることは、今はまだ無理らしい。どのメーカーでも、どの営業氏でも、口が濁るところがあって、その先はなんだか闇らしいよ、と僕らは語り合いながら帰る。

夕餉は、コロッケ、納豆、ゴボウとコンニャクの甘辛煮、小魚の佃煮、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・モヤシ、白菜・豆腐・アオサ ・油揚げ)、ご飯。食後に紅茶、チョコレート。

庭のスイセンが、咲き始めた。

 

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不勉強ですみません

 

晴れたり曇ったり。15度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・コーン・カニカマのサラダ、大根の煮物、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・カボチャ・もやし・ネギ・豆腐・油揚げ)、フレンチトースト、りんご。食後にコーヒー。

ジョギング、12.63キロ。

昼餉は、ミルクをかけたシリアル、カレーサンドイッチ、コーヒー。

南彦根の住宅展示場へ。坪単価の高い家。断熱性能や耐震性能について2時間近く聞く。そういう話は敬遠されるらしい。営業氏がしきりと謝る。逆にいえば、客はあらかじめ予習して来るから、時間をかけるのは他のイシューなのだろう。僕らは、客としても初心者というわけだ。

妻が昨日に続いて、「ゲップが出るくらいお腹いっぱいです」と営業氏に感想を。

予習におんぶしている営業氏が、僕らのようなダメ客で実力を曝け出すといったら失礼か。

来週に来宅して、再来週にプレゼンしてもらうことに。「慌てなくても大丈夫ですよ」と笑ったのだが、どうやらやり手らしい。若いのに。

夕餉は、コロッケ、イワシの竜田揚げ、カップ麺、ご飯、焼酎のハイボール。食後に紅茶、チョコレート。

 

 

壁の内側のこと

 

曇り。13度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・コーン・大根・グリーンレタス・カニカマのサラダ、ベーコン・目玉焼き、ほうれん草の胡麻和え、味噌汁(人参・玉ねぎ・ジャガイモ・ネギ・油揚げ・豆腐・アオサ )、トースト、ヨーグルトと蜂蜜をかけたリンゴ。食後にコーヒー。

設計事務所のヒアリングシートは10枚ほど。具体的なことを書かされているのに、肝心のことが抜け落ちているような気になる。妻と埋めていくと、互いの隔たりも見えてくる。

昼餉は、シリアル、コーヒー。

近江図書館が休業で、妻と長浜の住宅展示場へ。

三重のガラス窓や外断熱を施した家の説明を2時間ほど聞く。家全体が電気の床暖房で床も壁も天井もすべて24度前後に保たれている。エアコンは使っていない。24時間の暖房だという。

坪単価を聞いて、あれこれ暗算。

妻曰く「お腹いっぱいです」。

夕餉は、大根・こんにゃく・竹輪の煮物、コロッケ、鰯の蒲焼き、味噌汁(人参・玉ねぎ・キャベツ・ネギ・油揚げ・豆腐・アオサ)、ご飯。食後に紅茶、チョコレート、柿の種。

「そういえばさ、建築家になりたかったんだよ、俺」

「私もそうだった」

初めて知る互いの夢。

 

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足を伸ばして

 

晴れ。10度。

7時に起きる。

朝餉は、ほうれん草の胡麻和え、大根のきんぴら、納豆、卵焼き・ベーコン、味噌汁(人参・玉ねぎ・キャベツ・ネギ・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯。食後にコーヒー。

妻と彦根へ。分譲地と琵琶湖のそばの建売りの見学。忌憚のない意見を述べる営業氏が、ここなら以前に見た家の方がいいです、と。苦笑。

昼餉は、 菓子パン、おにぎり、コーヒー。

近江八幡まで足を伸ばす。お堀沿いの物件を見る。八幡山の麓、図書館のそばのあたりは立地がいい。

野洲の従兄弟の家に寄る。父の葬儀の返礼を。お二人とも元気そう。

火が落ちてから帰宅。

夕餉は、スーパーで求めた弁当、カップ麺、チューハイ。食後にお茶、いただいたお菓子。

時間をかけて探すことは、自分たちを探すようなものなのかもしれない。

どこかに、しっくりくる家とか土地があるのかもしれない。そんなふうに考えている自分を遠巻きにして眺めるような。

答えはとっくの昔に出ていて、自分たちの暮らしを見ればそれがわかる。そのことに気づくと、ちょっと怖い。

これからの暮らしは、ここまでの暮らしとは違う。

そう思い定めるには、相応しい熱量がいる。時間をかけて探すことは、熱量を図るおこないなのかもしれない。諦めないことが、それに相応しい結論に辿り着くことにつながっているに違いない。

 

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roon 1.8

 

曇り、のち晴れ。8度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・大根・グリーンレタス・ツナ・カニカマのサラダ、カボチャとベーコンのミルクスープ、トースト。食後にコーヒー。

音楽再生サービスのroon1.8にアップデートした。その全貌がわかり始める。不動の地位を固めつつあるようで、音楽のことなら任せてくれと画面で彼らが宣言しているみたいだ。ライナーノーツやアーティストのクレジット、レーベル、ディレクターなどのクレジットまでカバーしている音楽サービスは他にない。加えて、作曲家つながりやサイドメンつながり、製作者つながりといったリンクがどこまでも張られている。人力でやろうとしたら何百年とかかりそう。

lo-fiプレイリストをroonにコンバートしかけ、思い直してSpotifyに戻る。Tidalに紐付いた歯抜けのプレイリストは落ち着かない。音質よりソースだろう、と誰かが断固とした口調で言っている。

古書が届く。デニス・ルヘイン著、加賀山卓朗訳『コーパスへの道(原題:Coronado Stories)』(ハヤカワ文庫)。

昼餉は、ミルクをかけたシリアル。

妻はzoomでクワイアのビデオ会議。

ジョギング。11.65キロ。天の川の堤に、スイセンの黄色い花が咲き始めた。玄関脇のはまだ蕾。

夕餉は、大根の皮のきんぴら、グリーンレタスを添えたオカラの鶏ひき肉ハンバーグ、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・キャベツ・ネギ・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯。食後にコーヒー、パウンドケーキ。

昼に続いて、妻はクワイアのzoomミーティング。

 

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遠くまで見とおすこと

 

雪、のち曇り。3度。

7時に起きる。顔が冷たい。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・カニカマのサラダ、味噌汁(大根・玉ねぎ・人参・キャベツ・油揚げ・豆腐・ネギ)、ピザトースト、りんご。食後にコーヒー。

米国からドメインとサーバを引っ越して、メールの設定など。Whoisを確認したら、Tech責任者が米国のレジストラのままだったりで。

移行手続きは終わったが、あちらのサーバにまだメール情報が残っている。移管完了のメールが届くまで油断できない。姓の.comドメインは米国のスパムによって汚れている。この際だから海外メールをいったん遮断してブリーチする。こういうのをメール鎖国とでもいうのかな。

昼餉は、抜き。

ドメインとサーバ——インターネットの引っ越しでも時間がかかるのに、棲家となると「あまり考えたくない病」にかかりそうだ。

大学生から30代まで、引っ越しを重ねるたび、トラックが大きくなっていった。その過程で貸倉庫に預けた本やレコードとまた巡り会えるのは、どんな家に引っ越した時だろう。

壁一面の本棚とかレコードライブラリが脳裏に楽しげに描けないのは、なぜだろうと考えている。もっといえば、ひとつところに構えた家という風情もどこかで楽しげじゃない気分でいたりする。

身ひとつで暮らす日々——その想像のほうが翼ははるかに大きい。

両手をポケットに突っ込んで歩けるのは、荷物がないから。駆けていて、いきなり後ろ向きに歩けるのは、なにかを背負っていないから。

足を引っ張ろうとしているのは、どんな世間体だろう。

夕餉は、鳥肉団子と白菜・大根・長ネギ・豆腐の常夜鍋、玄米ご飯。食後に紅茶、パウンドケーキ。

ストリーミング・サービスの音楽を聴いていると、紐付いた音楽がとめどなく流れてくる。楽曲でもミュージシャンでも、知りたいことが労せずしてわかる。

どこまで行ったところで、音楽は響いているだけでいいはずなのだが。知らずにいさせてくれよ、と知りたい病にかかったヒト全般にボソボソ呟いてみたり。

 

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まだマシだ

 

晴れ、夜に雪。5度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・コーン・ツナ・茹で卵のサラダ、卯の花煮、味噌汁(人参・玉ねぎ・あおさ・油揚げ・豆腐・キャベツ)、トースト、バナナとりんごのヨーグルトがけ。食後に紅茶。

天気予報より先に体がわかっている。ざわざわというより、深としてうずくまるのだ。

雪虫が舞うように最初の雪がちらほらしだすと、うずくまった体が、さらに沈み込んでいく。

昼餉は、マクドナルドでチーズバーガー、フレンチフライ、コーヒー。

妻と彦根へ。義母の家を建て替えるとしたら、という前提で建築家がスケッチ提案をすることに。質問シートをもらって帰る。

夕餉は、卯の花煮、鯖の味噌煮、味噌汁(人参・玉ねぎ・白菜・油揚げ・豆腐)、ご飯。食後に紅茶。

寒さも雪も、これからが本番。

義母の家は冷え込む。妻の足先に霜焼けができるほどに。慣れてくるわけではないが、少しずつ高望みする気持ちが消えていく。奪われるというのは、容赦のないことだ。

すりガラスの向こうに淡くて重たそうな雪が斜めに流れていく。

はねてもはねても、雪が積もる人々のことを思う。

 

 

さらなる日差し

 

晴れ、のち曇り。11度。

7時に起きる。

朝餉は、卯の花煮、キャベツ・玉ねぎ・白菜・モヤシの卵とじ、味噌汁(大根・人参・ネギ・油揚げ・豆腐)、トースト、バナナとりんごのヨーグルトがけ。食後に紅茶。

NHK将棋と囲碁トーナメント。将棋では前回優勝者の深浦さんが山崎八段に負けた。山崎さんは調子が良さそう。

業者を呼んでトイレの詰まりをみてもらう。高圧洗浄で流れるようになった。義母の家はあちこち痛々しい。

昼餉は、シリアル、紅茶。

セールでセーターを求める。グレーのラムウールVネック。濃紺のハーフジップ。

夕餉は、卯の花煮、鶏胸肉のミラノ風カツレツ、味噌汁(玉ねぎ・人参・ネギ・油揚げ・豆腐・ワカメ)、ご飯。食後に紅茶。

 

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7年ひと昔

 

おおむね晴れ。13度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・大根・コーン・ツナのサラダ、卵焼き、黒豆煮、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・ワカメ・ネギ・油揚げ・豆腐)、トースト、バナナ・リンゴのヨーグルトがけ。食後にコーヒー。

注文していた妻のiPhone12が届く。心配していた色はとても上品なミントグリーンだった。

これまで使っていたiPhone6をiPhone12に近づけるだけでデータ移行が始まり、30分と待たずに終わる。隔世の感。

妻がauに行きたいというので彦根へ。料金プランを決めて、SIMを装着してもらう。あっという間というのはオーバーだが、待ち時間も含めて小一時間ほどで終わる。開通くらいオンラインでやってほしいが、それでも世の中は進んでいるのだった。

昼餉は、マクドナルドでフレンチフライ、コーヒー。iPhone12を触り続ける妻は、浦島太郎みたいなことを口にする。古い機種でよくがんばってきたものだ。

ジョギング、10.02キロ。暖かいので気持ちいいこと。伊吹山に霞がかかっている。

妻はクルマで買い物へ。家電屋に寄って、BluetoothイヤホンとiPhone12の画面保護ガラスも買ってきた。

夕餉は、妻の買ってきたサツマイモのコロッケとメンチカツ、納豆、味噌汁(大根・人参・ワカメ・ネギ・油揚げ・豆腐)、ご飯。食後に紅茶。

頻尿の僕にと、妻はノコギリヤシの錠剤を買ってきた。

 

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早春のグリーン

 

おおむね晴れ。8度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・大根・コーン・ツナ・ピーマンのサラダ、黒豆煮・目玉焼き・竹輪、味噌汁(大根・人参・ワカメ・豆腐・油揚げ・ネギ・もやし)、トースト、リンゴとバナナのヨーグルトがけ。食後にコーヒー。

梅の枝、つぶらな蕾がいくつも。

昼餉は、温かい蕎麦、杏仁豆腐。日差しで温くなった縁側で妻と食す。梅を見ながら。

妻のiPhone12を注文する。実機を見ずに淡いグリーンを選んだ。妻にしては大胆な。iPhone 6を使い続けたものだと感心する。

スティーブ・ジョブズがビル・ゲイツに資金支援を頼んだ頃、Appleの株価は数ドルだったと思う。今では嘘みたいな話だ。僕らがここ20年でAppleに払った金額を思えば、その劇的成長も頷ける。

同じ劇的でも、僕らは鈍化だ。

夕餉は、黒豆煮、がんもの煮物、妻の作ったクリームシチュー、玄米ご飯。

Appleは、OS群のパブリックベータ・プログラムを更新した。macOS Big Sur11.3へ、iOS14.5へ、それぞれアップデートがはじまり、β1をリリースした。

ダウンロードに半日。またもや出現の外部キーボード周りのバグ。脱力。

 

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静への衝動でもある

 

晴れ、のち降ったり止んだり。6度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・大根・コーン・ツナ・カニカマのサラダ、卵焼き・卯の花煮・きんぴら、味噌汁(人参・玉ねぎ・もやし・ワカメ・油揚げ・豆腐・ネギ)、トースト、リンゴ。食後にコーヒー。

止まってしまうことに僕らは敏感だ。生体反応や代謝が、そもそも動くことの定義になっている。後退だって、動いていることに変わりない。

存在の証明は、現時点をマークすることが起点になる。動いていれば、差分が得られる。座禅は、動への高度な観察でもある。ある部分の差分を知るために、他の機能を鎮める。地点のマークというプリミティブな行為を昇華したカタチが座禅なのだろう。

ことさらに動け、動けという風潮が少し前から目立つけれど、僕らに動けと命じるのは、動くことを宿命づけられている存在をさらにどうしたいのか、正直言ってずいぶんな物言いだと思う。

stay home——すぐ息が詰まりそうになるのは、体内の動けという声を鎮める術が見つからないせいでもある。動けと言われるのは、どこかで死ねと言われることにつながっている。生命の果つるところだから。

誰かに、闇雲に、強迫的に、動けと言われる。

動への衝動は、狂おしい。

僕らは、止まっていてもなお、ものすごい勢いで動いている。

昼餉は、シリアル、カレーパン、コーヒー。

ジョギング、5.78キロ。西北西の強い風。雨脚が強くなって、切り上げる。

なにもかもから逃げるように、ひきこもっている人は、動いていないわけではない。

猛烈なスピードでかけまわっている何かがあって、それを見つめているとか、宿しているとか、御している。そんなふうに、僕には見える。

だから肯定するとか、否定するとか、そういうことではない。ただ、そう見える、ということである。

夕餉は、がんもの煮物、小松菜と厚揚げの生姜炒め、黒豆煮、卯の花煮、味噌汁(大根・人参・玉ねぎ・ワカメ・もやし・油揚げ・豆腐・ネギ)、玄米ご飯。食後に紅茶。

 

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